はじめに
この記事で分かること
・お礼状を出すタイミング(いつまでに出せばいいか)
・用意するものと、書くときのマナー
・内容が薄くならない書き方と、文の組み立て方
実習が終わってほっとしたのもつかの間、「お礼状って、いつまでに出せばいいんだろう」「何を書けばいいか分からない」と手が止まってしまう学生さんは、毎年たくさんいます。字に自信がなくて、なかなか書き始められない人もいるかもしれません。
でも、安心してください。お礼状でいちばん大切なのは、上手な文章ではなく「お世話になった気持ちが伝わること」です。
この記事では、保育士として、そして専門学校の教員として多くの学生を見てきたねこ先生が、お礼状を出すタイミングから書き方のコツまで、順番にお伝えします。
保育実習のお礼状はいつまでに出す?
目安は実習が終わってから1週間
お礼状は、早く届くほど気持ちが伝わりやすくなります。実習最終日から1週間ほどで園に届くように出すのが目安です。
たとえば金曜日に実習が終わったなら、週末に下書きをして、翌週の前半にはポストに入れるくらいのペースだと安心です。
実習の記憶が新しいうちに書くと、子どもとのエピソードも思い出しやすく、内容も自然と具体的になります。
遅れてしまったときや、学校にルールがあるとき
学校によっては、「担当の先生が下書きを確認してから出す」「学校でまとめて送る」など、出し方が決まっていることがあります。まずは学校からの案内を確認しましょう。
もし1週間を過ぎてしまっても、出さないより出すほうがずっと良いです。書き出しに「お礼が遅くなり、申し訳ございません」と一言添えて、できるだけ早く送りましょう。迷ったときは、一人で悩まず学校の担当の先生に相談してください。
お礼状の書き方の基本|用意するものとマナー
白い便箋と封筒、黒のペンを用意する
お礼状は、メールではなく手書きの手紙で送るのが基本です。
・白い無地の便箋(縦書き)
・白い無地の封筒
・黒のボールペンやサインペン(消せるボールペンは使わない)
キャラクターや色つきのレターセットはかわいいですが、お礼状ではシンプルなものを選ぶほうが安心です。
レターセットは、実習が終わってから探すと意外とバタバタします。実習が始まる前に用意しておくのがおすすめです。
字に自信がなくても大丈夫|丁寧に書くコツ
・いきなり便箋に書かず、別の紙に下書きをする
・一文字ずつ、ゆっくり丁寧に書く
・書き間違えたら修正テープは使わず、新しい便箋に書き直す
字の上手・下手よりも、丁寧に書いたかどうかが読む人に伝わります。
宛名に迷ったら、学校の案内を確認する
誰あてに書けばいいか迷ったら、園長先生あてにし、文中で担任の先生や職員の皆さまへのお礼も伝える形がよく使われます。学校から指定がある場合は、そちらに従いましょう。
内容が薄くならないお礼状の書き方
心に残った子どもの姿を1つ具体的に書く
「ありがとうございました」「勉強になりました」だけだと、どの実習生も同じような文章になってしまいます。実習中に心に残った子どもの姿を1つだけ選んで、具体的に書いてみましょう。
たとえば、
・最初は目が合わなかった子が、最終日に手をつないでくれた
・部分実習で、子どもたちが楽しそうに参加してくれた
・けんかのあと、子ども同士で「ごめんね」と言えた場面に立ち会えた
エピソードを1つに絞ると、読む先生にも場面が浮かびやすくなります。
うまくいかなかったことも「学び」として書ける
実習中、思うようにいかなかった場面があっても大丈夫です。
「子どもへの声かけに戸惑ったとき、先生から助言をいただき、子どもの気持ちを考える大切さを学びました」
のように、そこから何を学んだかを書けば、立派な内容になります。
お礼状の流れと例文
この順番で書くとまとまりやすい
1. 書き出しのあいさつ(「拝啓」と季節のあいさつ)
2. 実習のお礼
3. 心に残ったエピソードと学び
4. これからの抱負
5. 結びのあいさつ(「敬具」)
本文の例文
このたびは、〇日間の保育実習でたいへんお世話になり、誠にありがとうございました。
〇〇組の子どもたちと過ごす中で、最初はなかなか目が合わなかった子が、最終日に手をつないでくれたことが心に残っています。
子ども一人ひとりのペースに寄り添うことの大切さを、先生方の関わりから学ばせていただきました。
今回の学びを忘れず、これからの学校生活でも努力してまいります。
末筆ながら、先生方のご健康と、〇〇保育園のますますのご発展をお祈り申し上げます。
例文はあくまで型です。エピソードの部分は、必ず自分の体験に書きかえてください。
お礼状を出す前のチェックリスト
・実習が終わってから1週間程度で届きそうか
・学校の出し方のルールを確認したか
・白い無地の便箋・封筒と、黒のペンで書いたか
・心に残った子どもの姿を1つ入れたか
・園の名前や先生の名前に間違いはないか
・切手を貼り忘れていないか
まとめ
・お礼状は、実習が終わってから1週間を目安に出す
・白い便箋と封筒に、黒のペンで丁寧に手書きする
・心に残った子どもの姿を1つ、具体的に書く
お礼状は、お世話になった先生方に気持ちを届ける大切な機会です。完璧な文章でなくて大丈夫。一つずつ、自分の言葉で書いていきましょう。
