「明日から実習、何をすればいいんだろう…」
保育実習の初日を控えると、多くの学生さんがこんな気持ちになります。うまくやらなきゃ、失敗したらどうしよう、そんな不安で前の晚眠れなかった、という声もよく聞きます。
でも安心してください。初日から完璧にこなせる実習生なんて、実はほとんどいません。大切なのは「うまくやること」ではなく、「その場に馴染もうとする姿勢」です。今回は、保育実習の初日に意識しておきたいポイントを、実際に学生を見てきた立場からお伝えします。
なぜ初日はこんなに緊張するのか
初日が特に不安になりやすいのは、「何が正解かわからない」状態でスタートするからです。園のルールも、子どもたちの様子も、先生方の雰囲気も、まだ何も知らない中で動かなければいけません。
これは誰にとっても同じで、緊張して当たり前の状況です。まずは「初日は緊張して当然」と自分に言い聞かせてあげることが、案外いちばんの対策になります。
実際、担当の先生たちも「初日から完璧にできる学生」を求めているわけではありません。見られているのは、慣れない環境の中でどう振る舞おうとしているか、その姿勢の部分です。結果よりも過程を見てもらえる、と考えると少し気持ちが楽になるのではないでしょうか。
初日に意識したい5つのこと
1. 挨拶は自分から、はっきりと
第一印象は挨拶でほぼ決まります。緊張していても、名前と「よろしくお願いします」の一言は、自分からはっきり伝えましょう。うまく話せなくても、その姿勢はきちんと伝わります。
2. 「指示待ち」にならない
初日はどうしても突っ立ってしまいがちです。何をすればいいかわからないときこそ、「何かお手伝いできることはありますか?」と一言聞いてみましょう。動けたかどうかより、動こうとしたかどうかが見られています。
3. 子どもとの関わりは小さな一歩でいい
うまく遊ばせなきゃ、と気負う必要はありません。目線を合わせる、名前を呼ぶ、そばで様子を見る。それだけの小さな関わりからで十分です。「関わろうとしている」という気持ちのほうが、子どもにも先生にも伝わります。
4. 気づいたことはその場でメモ
初日は覚えることが山ほどあります。先生の声かけの仕方、子どもたちの様子、1日の流れなど、気になったことは短くてもメモしておきましょう。あとで実習日誌を書くときに、必ず助けになります。
5. わからないことは聞いてしまう
「こんなこと聞いていいのかな」とためらう学生さんは多いですが、実習はそもそも学びに行く場所です。タイミングを見ながらで構わないので、疑問はそのままにせず質問しましょう。聞こうとする姿勢自体が、前向きな評価につながります。
初日にやってしまいがちなこと
- 何をしていいかわからず、ただ立ち尽くしてしまう
- 失敗を恐れて、動くこと自体を避けてしまう
- 実習生同士だけで固まってしまい、輪に入れない
心当たりがあっても大丈夫です。「そうなりやすい」と知っておくだけで、当日の行動は変わります。
前日までにできる準備
初日への不安を少しでも減らすなら、前日までの準備も助けになります。持ち物や服装の確認はもちろんですが、それ以上に効くのは「明日は挨拶と一言の声かけだけは頑張る」というように、当日の目標を1〜2個に絞っておくことです。
やることを欲張りすぎると、いざ現場に立ったときに何もできなかった気持ちになりがちです。逆に、小さな目標を決めておくと、それを達成できたときに「初日、ちゃんとやれた」という手応えにつながります。
まとめ:初日は「慣れていくためのスタート」
保育実習の初日にやっておきたいことをまとめると、次の5つです。
- 自分から挨拶する
- 指示を待つだけでなく、一歩動いてみる
- 子どもとは小さな関わりから始める
- 気づいたことをメモする
- わからないことは聞く
初日は「完璧にこなす日」ではなく、「その場に慣れていくための最初の一歩」です。できることから、自分のペースで積み重ねていけば大丈夫です。焦らず、少しずつ進んでいきましょう。


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